耳の中に水が入ったような、つまった感じがする「耳閉感」。実は、「病院では耳閉感は治らないと言われた」という方が多くいらっしゃいます。しかし、実際には治る状態も多く、そのためには症状だけでなく、その人の生活習慣や体調、今までの病気なども考慮して治療しなければなりません。
みなさん こんにちは
名古屋市中区上前津のある女性小児専門鍼灸院
レディース鍼灸さいとう名古屋です
今回は、冒頭にお話しした「耳閉感」についてのお話です。耳閉感とは、
- 耳の中に何かがつまっているような感じ
- 耳がふさがったような感じ
のことをいい、
- 音が聞こえにくい
- 音が響く
- 耳が痛い
- 頭が痛い
などの症状を伴う場合もあります。
これらの症状は、外耳・中耳・内耳のどこかで外の空気との圧力の差が出てしまうのが主な原因といわれています。
外耳の問題
- 耳垢や綿棒の綿などがつまっている
- 耳に水が入って抜けていない
- 外耳道炎が起きている
中耳の問題
- 耳管狭窄症
- 耳管開放症
- 滲出性中耳炎
内耳の問題
- 突発性難聴
- メニエール病
ストレスなど心因的な問題
- 心因性難聴
耳の機能に問題はないが、精神的なストレスをきっかけにおこる。思春期のこどもに多くみられる。 - ストレス性内耳障害
ストレスが原因で、内耳がむくんだ状態。
このように、さまざまな耳の病気が原因で耳閉感が起きますが、実はストレスが原因で耳閉感がおこる場合も多くあるのです。その他に、実は妊婦さんにも耳閉感を感じる方は多いです。
なぜ妊娠中に多いのかというと、ホルモンバランスの変化がきっかけになっていると言われています。

では耳閉感が出た時、どのように治療していくのかというと、西洋医学では「確立した治療方法がない」というのが現状です。
妊娠中に至っては、気軽に薬を飲むわけにもいかず、出産まで経過観察・・・となることがほとんどといえます。
気になるけど大きな不都合がないなら…とそのまま放置してしまう人もいます。しかし、放置したまま長期化すると、難聴以上に治りにくく、クリアな音が聞こえない状況はさらなるストレスになります。
また現在「耳のつまり」を検査する方法がなく、人にわかってもらえないつらさというのもストレスになってしまい、さらなる悪化を招きかねません。
妊娠中で薬を使えなくてもおこなえる治療法

妊娠中で、薬を使えなくてもおこなえる治療法に鍼灸治療があります。
耳閉感に対する鍼灸治療では、西洋医学的な、主に首から背中・耳周囲のツボを使用し、同時に、東洋医学的な観点から、その人それぞれの疾患・体質にあわせ、耳の治療はもちろん、ストレス・自律神経に対する治療をしながら症状の改善・解消をめざします。
当院では、妊娠中であっても妊婦さんの治療に経験と知識のある鍼灸師が患者さんの妊娠の状況にも考慮しながら治療をおこないます。
耳鼻科で診断を受けていなくても大丈夫です。当院には専門の鍼灸師がおりますのでご安心下さい。耳の症状は、早ければ早い方が回復が早いものです。症状が気になったら一日でも早く、鍼灸治療を始めていきましょう!
お気軽にご連絡ください。
専門外来|突発性難聴