もうすぐ2学期も終わり、冬休みになる。そんな時、娘が朝起きられず、学校に遅刻したり欠席したりするようになった。
あと少しで冬休みだから怠けているのか?と思っていたら、毎朝、頭痛があり、午後になると楽になるそうで、市販の頭痛薬を飲んでも効果がない。
さすがにおかしいと思い、娘の症状をネットで調べていたら、どうやら「起立性調節障害」という病気に似ているのですぐに病院へ連れて行った。
家での様子を聞かれ、色々と検査をしてもらったら、やはり起立性調節障害と診断され、血圧を上げる薬や頭痛薬などを出された。
これで娘も、以前のように学校に行ってくれるだろう。そう思っていたが、薬を飲み続けても、あまり変化はなく、結局終業式も出られなかった。

年末年始になってしまうが、冬休みの間になんとかしたい。3学期からはちゃんと学校に行ってほしい。だけどこのまま薬を飲んでいるだけで治ってくれるのか心配だったため、他に何か方法はないかと調べているところ、鍼灸治療が効果的だと知り行ってみようと思いました。
みなさん こんにちは
上前津にある女性小児専門鍼灸院
レディース鍼灸さいとう名古屋です
上記のお話は、起立性調節障害でお悩みの患者さんのお母さんが仰っていたことです。当院には、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、起立性調節障害の治療にみえる患者さんが急増しました。
まだまだ知られていませんが、お子さんが学校に行けなくなった原因に、起立性調節障害という病気があります。
特徴的な症状は、
- 朝なかなか起きられず午前中調子が悪い
- 起立時にめまい・動悸・失神などが起こる
- 頭痛や腹痛がある
年代的には、小学校高学年から多くなり、中学生から一気に増えます。中学・高校生に最も多く、男女の比率では女の子の方がやや多いです。
体の調子が悪く、学校に行けない子どもの7割は、起立性調節障害といわれています。なぜ学校に行けない症状が出てしまうのか?それは自律神経のバランスが崩れることが原因で、血圧が低下したり、脳や全身への血流が維持されないからです。

そしてこの病気は、季節も関係しており、季節の変わり目や、春から夏にかけて悪化しやすいです。気温が高くなり汗をかきやすくなると、体の中の水分が減り、血液の量も減ってしまうので血圧が下がりやすく、起立性調節障害の症状が現れたり、症状が重くなったりする子が多いです。
なので当院にも電話で相談される方や、治療にみえる方も多くなっているのです。親御さんから聞かれることの中で多いのが、なぜ鍼灸治療が起立性調節障害の症状に効果があるのですか?
今回のブログでは、この質問にもお答えしたいと思います。まず、皆さんが鍼灸と聞くと
「肩こりや腰痛だけに効果があるんじゃないの?」
「痛いって聞くし、お灸もなんだか熱そうで、子どもだと火傷とかしそう」
こんなイメージをお持ちだとだと思います。
まず、鍼灸は肩こり・腰痛などの治療だけではなく、自律神経のバランスを整えることも得意なんです。

人間には自然治癒力というものがあり、鍼灸ではこの力を高めてあげることができるんです。だから乱れてしまった自律神経のバランスを早く整えてくれるのです。
そして、鍼は痛くもないですし、お灸は熱くもありません。
お子さんの場合、皮膚を軽くつつくような小児鍼を使用します。大人用の鍼は髪の毛と同じくらいの太さ0.1mmほどで、痛みを感じにくい工夫もしてあります。お灸は、火が直接肌に触れないものを使用していますので、火傷やお灸の痕が残る心配を極力減らします。
鍼灸には、自律神経が整い、血行の促進や、抵抗力を高めて体を強くしてくれるといった様々な作用があります。また、鍼治療の後にお灸をすることで、自律神経の活性化の維持をする作用もあります。
起立性調節障害でお悩みの場合は、病院の治療だけでなく、根本的な原因から変えていくことが大事です。
もし、このようなお悩みがあればご相談ください。
起立性調節障害は一人では治せません。お子さんと治療家だけでも治りません。ご家族の手助けが必ず必要になってきます。頑張る必要はありません。無理せず、できることからやっていきましょう。
専門外来|起立性調節障害





