朝起きられない!起立性調節障害とその治療法

名古屋起立性調節障害治療

みなさん こんにちは
名古屋市中区上前津にある
女性小児専門鍼灸院
レディース鍼灸さいとう名古屋です

暦の上では大寒を過ぎ、1年で最も寒い時期に突入しています。
朝は、寒すぎて布団から出たくないと思っている人も多いのではないでしょうか。
今回は、病気のために朝布団から出られない子供についてご紹介します。

思春期の子どもの不調

みなさん、「起立性調節障害」という言葉を聞いたことはありますか?

今や、思春期を迎える子どもたちの10人に1人が起立性調節障害になっていると言われています。昔はただの怠け癖ではないか、と言われていましたが、起立性調節障害は自律神経系の異常で、循環器系の調節がうまくいかなくなるれっきとした疾患です。

朝体調が優れないことが多く、学校に遅刻したり行けなくなったりして、そのまま不登校気味になってしまう可能性もあるため、本人も家族にも不安の大きくなる疾患のひとつと言えます。

起立性調節障害の治療は、病院では内服薬の処方や心理療法、環境の改善などが行われていますが、実は鍼灸治療という選択肢があることを知っていただきたいです。

当院では、薬を飲んでいるけど、いまいち症状が良くなって来ないという起立性調節障害に悩む患者さんが多く来院されています。

起立性調節障害の診断

下記の症状が3つ以上、あるいは2つ以上でも症状が強い場合は、起立性調節障害を疑います。

  • 立ちくらみ
  • 朝の起床困難
  • 気分不良
  • 動悸や息切れ
  • 失神や失神様症状
  • 頭痛
  • 腹痛
  • 食欲不振
  • 顔色が悪い
  • 車酔いしやすい

など、症状は午前中に強く午後には軽減する傾向があります。

基礎疾患がある場合をを除外して、

新起立試験を実施して、以下のサブタイプ診断をおこないます。
※新起立試験は、起立性調節障害(OD)の診断に用いられる検査で、仰向けで安静にした後、起立した際の血圧や心拍数の変化を測定します。

  • 起立直後性低血圧
  • 体位性頻脈症候群
  • 血管迷走神経性失神
  • 遷延性起立性低血圧

起立性調節障害の中で、①、②が多く、③、④は少ない傾向にあります。

起立性調節障害は、自律神経系の異常で、循環器系の調節がうまくいかなくなる疾患です。

人は立ち上がったとき、下肢や腸管の血管を収縮して血圧を安定するように自然と体が調節をしますが、起立性調節障害の場合は、この働きが弱く、頭部や上半身への血液量が不足してしまい、血圧が低下したり、心拍数があがってしまったり、調節に時間がかかってしまう状態となっています。

鍼灸治療は、自律神経や血液循環に働きかけることができる治療法のため、起立性調節障害に対して相性の良い治療法といえるのです。

起立性調節障害と鍼灸治療

名古屋起立性調節障害治療

鍼やお灸をすることで、体の中ではどのような反応が起こっているのでしょうか?

もともと起立性調節障害のほとんどが、交感神経が働いていない状態にあります。

鍼灸治療を、起立性調節障害の性質に合わせて適切におこなうことで、交感神経の働きを活性化させ、同時に、副交感神経に働きかけ、リラックスを促し、心拍数を落ち着けることが研究で明らかになっています。

また、治療をした局所の血流増加をきっかけに、広い範囲で血流の改善がみられ、内臓の働きは活性化し、胃の蠕動運動が活発になるため、食欲不振や吐き気にも効果的です。

そして、脳内のオキシトシンの分泌を促し、セロトニンの分泌を増加させることができるため、不安を和らげたり、気分の落ち込みに対しても働きかけることができることがわかっています。

同時に、ドーパミンの分泌を促すことで、集中力を高め、前向き(意欲的)になって頑張ることができるようになります。もう一つ、重要なことが、鍼灸治療によって、ノルアドレナリンが分泌しやすくなることで、血管を収縮させて血圧を上昇させる効果があります。

このように、鍼灸治療をすることで、体の内側から自分自身の体をしっかりと働かせるように促すことができます。

当院では、自律神経を整えるための全身治療とあわせて、ひとりひとり抱える様々な症状に対しても治療をしていきます。

起立性調節障害は、体の成長途中の子どもに多く起こる症状です。自律神経が整っていくことで、自然な成長を促すことにもつながり、子ども自身が自分の力で自分の体を調節していけるようになるのです。

子どもの元気がないと、本人はもちろん、ご両親もつらい思いをしてしまうと思います。起立性調節障害とわかっていても、どうしてあげたらいいのか戸惑う方も多いのではないでしょうか。

そんな悩みを、ぜひ当院でご相談ください。

ひとりひとりの体調に合わせて治療させていただきます。

専門外来|起立性調節障害