外回転術

外回転術とは

外回転術とは、「骨盤位外回転」といい、体の外から手で逆子の赤ちゃんを正しい位置に回してあげる手技のことです。

一般的に、外回転術は、妊娠37週以降の施術が推奨されていました。これは万が一緊急帝王切開や外回転術直後に破水して分娩になった際に未熟児分娩とならないようにするためです。

近年では、早期に外回転術をおこなった方が成功率は高くなり経膣分娩できる可能性が高くなるとされているため、35~36週で外回転術をおこなう医療機関も増えています。

外回転術のながれ

  1. 心音モニター
  2. 子宮収縮の抑制
  3. 麻酔(硬膜外など)
  4. 外回転(5~10分)
  5. 入院(24時間)

1.心音モニター

心音モニターを取り付けることで、施術中の赤ちゃんの健康を確認することができます。

2.子宮収縮の抑制

子宮収縮を抑制する薬を点滴することでお腹の張りを緩和させ、外回転させやすくします。

3.麻酔(硬膜外など)

痛みを取り、お腹に力が入らないようにするために麻酔します。
もちろん、麻酔なしの場合もあります。

4.外回転(5~10分)

医師が赤ちゃんの心音を確認しながら外回転をおこないます。およそ5~10分くらいかかります。

5.入院(24時間)

念の為、施術後は入院して24時間ほど経過観察します。問題がなければ退院します。

以上が外回転術の流れとなります。医療機関によって多少違いがあることもあります。

※参考:骨盤位外来|国立育成医療研究センター

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