妊娠32週以降に逆子体操しても治らない時の対処法

妊娠32週逆子体操で治らないときの治し方
  • 2週間逆子体操してるけど治りません
  • 2人目の妊娠ですが逆子で困ってます
  • 妊娠32週、逆子体操しても治らなくて...
  • 帝王切開は絶対イヤ!!
  • 切迫気味と言われ逆子体操できません
  • 妊娠34週ですが、外回転術するといわれました

このようなお悩みをお持ちの妊婦さんはいらっしゃいませんか?

妊娠30週前後で逆子と診断されることはよくあります。
早期の赤ちゃんは逆子体操や張り止めの薬で治ることはありますが、32週を過ぎると自然に治ることはありません。

鍼灸の世界では、昔から逆子の治療法がありました。しかし、近年、高橋ユウさん、釈由美子さん、大島美幸さん、山本モナさんをはじめ、著名人の方が逆子をお灸で治した報告を公開したことで、鍼灸治療が再注目され始めたのです。

逆子とは

逆子:骨盤位

赤ちゃんは、お母さんのお腹の中(子宮内)で頭が下を向いています(頭位)。しかし、時々、頭が上向きになってしまう赤ちゃんがいます。この状態のことを「逆子」といいます。医学用語では「骨盤位(こつばんい)」と呼んでいます。

通常、逆子は妊娠28週目までに赤ちゃんの頭が下を向いていない状態をいいます。妊娠30週ではおよそ15%が逆子です。

逆子になる確率

また、逆子には、赤ちゃんの向きによって呼び名の種類があります。それは、殿位、膝位、足位です。

逆子の種類

殿位は、体育座りのような状態、膝位は、膝が下向きにひっかっかっている状態、足位は、気をつけをしている状態です。

一般的に多いのは殿位です。前述した3種類の姿勢とは別に、お母さんにとってお腹が苦しく感じるのは、赤ちゃんが横向きになっている横位です。

逆子の原因

逆子の原因には以下のようなものがあります。

  • 冷え性や緊張感からお腹の張りが強い
  • 一人目の赤ちゃんで子宮が硬い
  • 子宮奇形(双角単頚子宮、単角子宮など)
  • 子宮筋腫
  • 卵巣嚢腫
  • 前置胎盤や低置胎盤
  • 羊水量の異常(羊水過多・過少)
  • 水頭症
  • 多胎妊娠(双子や三つ子)
  • 臍帯が赤ちゃんに巻いている

そして、その時のお腹は赤ちゃんにとって居心地の悪い状態です。

最近では、お腹の張りの原因、子宮収縮の誘発や切迫早産での禁忌という理由から逆子体操をすすめない産婦人科も増えています。

逆子体操は禁止されている?

骨盤位分娩は頭位分娩に比して周産期死亡率,罹病率が有意に増加するため,帝王切開術が選択されることが多い.骨盤位分娩をさけるため,妊娠中,頭位への矯正する方法として,外回転術や膝胸位が行われることがある.外回転術は胎盤早期剥離などの危険性があるため,どの施設でも気軽に行えるものではない.また膝胸位の有効性については証明されていないにもかかわらず,多くの施設で行われているのが現状である.外回転術の成功率を上げるのにtocolysisを行うことが推奨されていることからも,骨盤位の矯正を成功させるためには,できるだけ子宮の収縮がおこらない状態が望ましいと考えられる.膝胸位は切迫早産では禁忌であるように,子宮収縮を誘発することも危惧されている.
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以上の結果より,骨盤位に対して膝胸位を行うことの有効性は認められなかった.むしろ膝胸位を行わない方が骨盤位を矯正するのに有効である傾向も示された.

※胸膝位…逆子体操
※tocolysis…薬物学的子宮収縮の抑制、陣痛抑制

逆子が治らない理由

逆子は、赤ちゃんとお母さんの危険信号です。
お腹の状態がよくないから、赤ちゃんに危険が及ぶ恐れがあるから、赤ちゃんは、逆子の状態にいるのです。

逆子のまま出産を迎えると、お腹は張り、赤ちゃんの足のつま先や膝、つまり小さくてとがった部分で子宮口付近を圧迫し、破水するリスクがあります。

一番大きい頭の部分が最後に出てくるので頭蓋内出血や新生児仮死の危険性が高くなります。
その際に、頭と産道で臍帯を挟んでしまい、酸素不足になりやすいために、頭の娩出に時間がかかると新生児の状態が悪くなってしまう、脳が酸欠状態になり、発達障害の危険性があるからです。

また、胎児の腕や肩が出てくるときに、鎖骨や上腕骨などの骨折、肩や腕、手指の神経マヒをおこしてしまう危険性も高くなります。

そんな逆子の状態を改善するために鍼灸治療が必要となります。鍼灸治療なら、安全に、安心して逆子を改善し、正常な体位に戻す可能性が高い治療法となります。
そして、鍼灸治療は、近年問題となっている切迫早産の危険性も改善できるという研究結果もでています。

外回転術と帝王切開

外回転術

外回転術とは、「骨盤位外回転」といい、体の外から手で逆子の赤ちゃんを正しい位置に回してあげる手技のことです。

一般的に、外回転術は、妊娠37週以降の施術が推奨されていました。これは万が一緊急帝王切開や外回転術直後に破水して分娩になった際に未熟児分娩とならないようにするためです。

近年では、早期に外回転術をおこなった方が成功率は高くなり経膣分娩できる可能性が高くなるとされているため、35~36週で外回転術をおこなう医療機関も増えています。

外回転術のながれ

  1. 心音モニター
  2. 子宮収縮の抑制
  3. 麻酔(硬膜外など)
  4. 外回転(5~10分)
  5. 入院(24時間)

1.心音モニター

心音モニターを取り付けることで、施術中の赤ちゃんの健康を確認することができます。

2.子宮収縮の抑制

子宮収縮を抑制する薬を点滴することでお腹の張りを緩和させ、外回転させやすくします。

3.麻酔(硬膜外など)

痛みを取り、お腹に力が入らないようにするために麻酔します。
もちろん、麻酔なしの場合もあります。

4.外回転(5~10分)

医師が赤ちゃんの心音を確認しながら外回転をおこないます。およそ5~10分くらいかかります。

5.入院(24時間)

念の為、施術後は入院して24時間ほど経過観察します。問題がなければ退院します。

以上が外回転術の流れとなります。医療機関によって多少違いがあることもあります。

※参考:骨盤位外来|国立育成医療研究センター

帝王切開

普通分娩(経膣分娩)をするには危険が伴う時、または母体と赤ちゃんに危 機が迫った時にそれを回避するための手段が帝王切開手術です。

帝王切開には、あらかじめ日時を決めておこなう「予定帝王切開」と医師の状況判断によっ ておこなう「緊急帝王切開」があります。

逆子での「予定帝王切開」は陣痛が来る前に行う必要があるため、手術日を38週前後に設定します。

逆子の治療方法

逆子に対する鍼灸治療
逆子を治すツボ

逆子を治すには鍼灸が効果的」と聞いたことはありませんか?
そうです、逆子には鍼灸治療が効果的なんです!

逆子の治療で使うツボは、内くるぶしの少し上にある三陰交と、足の小指の爪の外側にある至陰をよく使用します。

三陰交(さんいんこう)

三陰交は、外回転術でおこなうところの子宮収縮の抑制薬にあたります。
三陰交は、女性にとって大切な3つの陰の経絡が交わる場所。三陰交の経絡は足から子宮のある下腹部に向かって走行しています。
三陰交に鍼灸治療をおこなうと、お腹の張りがなくなっていき、下腹部の冷えも取れてきます。同時に赤ちゃんがもぞもぞと動き始めます。

至陰(しいん)

至陰は、昔の逆子治療文献にはなかったツボです。近年、至陰を刺激することで赤ちゃんが自分で回ってくれるツボとして活用されはじめました。至陰は、東洋医学では膀胱経に属する最後のツボです。胎児の膀胱は妊娠6ヶ月(20週~23週目)には完成し、おしっこをしはじめます。生命活動をする上で重要な器官で最後に完成するのが膀胱ということもあり、膀胱経最後のツボの至陰を刺激することで胎児の成長を促し、逆子を改善させることにつながります。

逆子が治る確率

逆子が治る確率

鍼灸治療で逆子が治る確率は、妊娠8ヶ月目で90%、9ヶ月で75%、10ヶ月で15%が、およその目安になります。

逆子体操をしても治らなかった、外回転術や帝王切開はしたくない、そんな時に鍼灸治療は有効です。もちろん、妊娠28週くらいに逆子とわかった時から鍼灸治療は可能です。

赤ちゃんには、とにかく時間がありません!

悩んでいる間にも赤ちゃんはどんどんと成長し、予定日前(妊娠38週頃)に帝王切開をしなければならなくなってしまいます。
しかし、当日の術前検診で治るケースも何度かありました。逆子治療のタイムリミットは帝王切開当日ということです。
帝王切開を決断する前に、赤ちゃんのためにも、そしてご自身の体のためにも、あきらめず、鍼灸治療をおこないましょう。

お気軽にお問い合わせください!

0564-73-5189 (受付時間 平日10:00~19:30)

早産・切迫早産について

逆子を治療するうえで大事なことは、母子ともに安全に出産を終えることが大前提となります。そのため、事前に母子の状態を把握するうえでも早産・切迫早産について正しい知識が必要となります。

早産・切迫早産について

切迫早産とは早産となる危険性が高いと考えられる状態、つまり早産の一歩手前の状態のことをいいます。子宮収縮(お腹のはりや痛み)が規則的かつ頻回におこり、子宮の出口(子宮口)が開き、赤ちゃんが出てきそうな状態のことです。

妊娠22~36週に、規則的な子宮収縮が認められ、かつ子宮頸管の開大度・展退度(短縮度)に進行を認める場合、あるいは初診時の診察で子宮頸管の開大が2cm以上となっている場合には、切迫早産と診断する。

日本では妊娠22週0日〜妊娠36週6日までの出産を早産と呼びます。妊娠22週未満の出産は流産といい、早産とは区別されます。切迫早産とはその間に生まれてしまいそうになることを言います。
早産になるのは全妊娠中の約5%です。妊娠22週以降であればほとんどの場合赤ちゃんは無事元気に育ちますが、正期産まで1日でも長くママのお腹の中で育つのが理想なので、早産の兆候を見逃さないようにしましょう。

日本人妊婦においても、大規模観察研究により妊娠20~24週の頸管長は42.2±8.5mm(初産婦:42.2±8.4mm、経産婦:38.4±9.6mm)であり、頸管長25mm未満の場合には41.7%が、さらに20mm未満では75%が、早産に至ることが判明

早産・切迫早産の原因

流産は赤ちゃん側の原因で起こることが多いですが、早産は妊婦さん側の原因で起こることが多いです。
早産の原因はいくつかあり病的な要因として子宮筋腫前置胎盤子宮の奇形子宮頚管無力症妊娠中の糖尿病妊娠中の高血圧などがあります。

病的以外の主な原因としてはストレス感染症などがあります。
感染症とは、妊娠中の性交渉膀胱炎などから細菌やウイルスに感染し、子宮にまで達すると子宮収縮が起こり早産になるケースが多いです。
また、内診や体外受精の際に感染症を引き起こす場合もありますので注意が必要です。

最近では妊娠中も仕事を続ける人が多く、仕事での疲れなどが原因で子宮収縮が起こりやすくなり、早産の原因になることもあります。
過度のショックや不安などがストレスとなり、早産を引き起こすこともあるので、安定期に入ったからと安心せず、うまくストレス発散させ疲れたら横になるようにして、無理のない生活を心がけましょう。

そのほかに転倒や交通事故などの外傷やたばこの喫煙、多胎妊娠なども早産の原因になります。

早産・切迫早産の兆候

お腹の張りや痛み出血破水などが主な兆候です。
張りがなくても破水や出血することもあります。少量の破水でも早産になってしまうこともあるので、おりものが生臭いときや、水っぽいとき、出血があるとき、止まらないときなどいつもと様子が違ったら、すぐに動かず、横になってください。そして、状態を確認して主治医に連絡してください。

不育症・習慣性流産・切迫流産について

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